4月16日、鹿児島県立鶴翔高校へ土質試験・専門工事に関する出前講座へ行かせていただきました。当日は、総合学科環境緑地系列の生徒さん15名(3年生8名、2年生7名)と、担当の先生方3名が受講してくださいました。
まず、会社概要の動画にて我が社の仕事を理解していただき、その後、地すべり対策工事・アンカー工事について写真を交えて発表。皆さん真剣に授業に臨まれ、質疑応答でも手が上がりました。女子生徒も数名おり、話の内容に興味を持ったようで、『解析設計とはどういうものか?』と質問がありました。その他の質問として、①コロナによる仕事への影響はあるか、②仕事に就く上でどのような資格を取ったらよいか、③アーステクノには自分たち(高校生)と同じような若い年代の人が働いているか、など積極的な質問がありました。
試験室の講義については、はじめに我が社で行っている土質試験について説明をし、その後、コーン指数試験を体験してもらいました。15個の供試体(軟らかい粘性土)を持参し、一人一人コーンペネトロメーターで貫入してもらい、土の締まり具合を感じてもらいました。その後、原位置試験の体験として、校庭にてスウェーデン式サウンディング試験の手動パターンと半自動パターンの2種類を準備し、手動による試験体験をしてもらいました。また、現場密度試験も試験の方法を実際に見てもらいました。
最後に、6月に実施される2級土木施工管理技士試験の試験対策として、過去5年間の試験問題(土質試験のみ)について説明をし、講義を終えました。
土質試験・専門工事をとおして土木工事に対する興味・関心を高め、授業・実習で学んでいる知識を深めるという趣旨のもと出前講座は行われました。2年生にとっては専門用語が少し難しかったかもしれません。3年生は2級土木施工管理技士試験を控えており、試験対策については時間が無く矢継ぎ早な説明となってしまいましたが、皆さん真面目に講義を聞き、メモを取り、また、積極的に実技に臨んでおられたので、試験には全員合格できると確信しています!
記事執筆:出水本店試験室 内山良子
株式会社アーステクノは、地質調査、さく井、土質試験や地すべり対策を中心に、安全で住み良い環境建設に貢献する
地域密着のジオ・コンサルタント企業です。