下記の工事が、平崎地区自治会の皆様、関係者各位の多大なるご支援・ご協力をいただき、無事7号集水井が竣工致しました事をご報告申し上げます。今後も、安全・安心な郷土創りに貢献できる、技術の向上に努めて参ります。
≪工事概要≫
工事名 | 地すべり対策工事(平崎地区R3-1工区) | |
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発注者 | 鹿児島県 南薩地域振興局建設部 | |
工事場所 | 平崎地区 南さつま市坊津町久志地内 | |
監理技術者 現場代理人 |
若松 和幸 | |
品質証明員 | 住吉 武志 | |
工期 | 令和4年8月3日~令和5年5月31日(302日間) | |
請負金額 | 約1億5,800万円 | |
工事内容 | 集水井工 | LPφ4000 H=31.5m(全長H=48.5m) |
集水ボーリング工 | 7号集水井 削孔径φ90m/m L=1260m/21本 (上段:660m/11本・下段:600m/10本) |
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排水ボーリング工 | 7号集水井 削孔径φ135m/m L=383m/4本 (上段:191.5m/2本・下段:191.5m/2本) |
≪平崎地区(南さつま市)地すべり対策事業≫
≪7号集水井の工事紹介≫
平崎地区は、平成27年の梅雨前線豪雨により、国道の陥没や市道での舗装隆起など地すべり災害が発生し、今後の被害の拡大や再発防止を図るため、地下水の排除・アンカー工など、地すべりを抑制・抑止する工法を計画し、人家や国道などの保全対象を土砂災害から守るため、今後も整備を進めていく事業です。
鹿児島県は、『県民の生活と暮らしを守る安全な郷土づくり』を目指しています。(鹿児島県HPより抜粋)
本工事は、直径4.0mのライナープレート集水井を深さ48.5mまで築造し、集水ボーリング(上下段:延べ=1260m/21本)にて除去した有害地下水を、排水ボーリング(延べ=383m/4本)を行い排出し、地山の抑制効果を計るものであり、弊社の技術が最も活用される工種の一つです。集水井工の掘削は、前工区でH=17.0mまで築造されており、残りH=31.5mを掘削土留する計画(延べH=48.5m)である。GL-27.0m付近より、風化した軟岩から硬質な岩盤に変わり、工期短縮のため、中硬岩~硬岩部は含水爆薬を使用し掘削した。材料入荷の遅れはあったが、工事関係者がお互いに協力し、深く硬い岩盤と言う厳しい作業環境の中、掘削土留めを完了し、集排水ボーリングまで工程通りに施工することが出来ました。集水ボーリングの施工が進むにつれ、各集水孔から地下水が流出する様子から、集水ボーリングの効果が得られたと満足致しました。
記事執筆:工事部/さく井部 若松和幸
株式会社アーステクノは、地質調査、さく井、土質試験や地すべり対策を中心に、安全で住み良い環境建設に貢献する
地域密着のジオ・コンサルタント企業です。