アーステクノ工事部は、出水市野田町に拠点を置き、27名で鹿児島県内及び九州管内でのボーリング調査や井戸掘削等を担当しています。
業務内容の1つめは、創業時からの業務である市町村・農業用・家庭用の水源となる井戸掘削および、県内各地の温泉掘削です。温泉掘削は発注者からの期待が高いのですが、豊富な社内データと地下探査から地下水脈を調査し、期待通りの成果が得られたときの達成感は仕事冥利に尽きます。
様々な構造物を造る上で欠かせない基礎部分や、地質構造を調査するボーリング調査も私たちの最も得意とする分野です。急ピッチで進む西回り高速道路のボーリング調査も数多く手がけています。また、海上を調査するスパット台船や鋼製櫓も保有しており実績を重ねています。
また、これらの主軸となるボーリング業務を応用した仕事では、水抜きボーリングや、アンカー工事、抑止杭、トンネルの先進ボーリングに携わっています。機動力を生かして離島を含め県内各地の災害対策や地すべり対策工事を手がけています。
この他、近年急速に進む橋梁等の老朽化対策としての橋梁補修工事の分野にも力を入れています。時代の変化に対応し、業務内容も少しずつ変化していますが、時代に必要とされる技術力を身につけ、常に向上心を持って仕事に取り組み、やりがいのある職場造りを目指しています。
弊社は、九州新幹線田上トンネル先進導坑において、自走式ロータリーパーカッションRPD-130Cを使用し、水抜き工を実施しました。
平成9年7月10日、鹿児島県出水市北部の針原川で大規模な土石流が発生、21名の尊い人命が失われました。
弊社は、この土石流災害の対策工においてその一翼をにない、河川上流部のすべり斜面中腹部で水抜き工に従事しました。
弊社の自走式ロータリーパーカッションRPD-130Cは、迅速な作業を要求される現場でその機動力をいかんなく発揮し、弊社工事部の業務遂行能力の高さを鹿児島県内外に示しました。
鹿児島県出水市上場地区における水源開発の様子。
ここでは、標高500mの地点に20m級の鋼製櫓を組み、深度400mまで掘削しています。弊社では、この地区に計4箇所の水源を開発しました。
小口径推進機(TPC-700)によるオーガー掘削推進状況。TPC-700は小口径管(ヒューム管φ250~700mm、鋼管φ350~800mm)に対応しています。
鹿児島県霧島町における源泉替掘状況。
火山帯に属する霧島では地熱が高温となり、岩盤の亀裂部に達すると湯ではなく蒸気が噴出します。ここでは、噴出した蒸気を湯に還元し、温泉として利用しています。
株式会社アーステクノは、地質調査、さく井、土質試験や地すべり対策を中心に、安全で住み良い環境建設に貢献する
地域密着のジオ・コンサルタント企業です。